05 PIANO
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05 PIANO :Sergei Prokofiev

Sergei Prokofiev 露(1891-1953)

9歳でオペラを作曲。St.Petersburg音楽院にて、作曲をリムスキー・コルサコフ、リャードフなどに習う。しかし後、ロシア音楽の先駆者として伸び出した彼を、ロシア革命が立ちはだかり、ロシアを離れてロンドン、アメリカ、パリ等、世界を転々とする。1934年ロシアに戻った彼は、ソビエト政権、スターリン政権の圧迫の中、規制のある作曲を続け、自己の作曲方針を国のために捻じ曲げることも多々あった。皮肉なことに彼はスターリンがこの世を去った3時間前に息を引き取るのだった。

彼はロシアの先駆的、近代派としての名前があるが、7つのピアノソナタが明確に古典的スタイルを確立している事からみても、古典に対する根強い意識があった。ハーモニーについては、大半がトーナル(協和音)で占められるが、独特の音色を醸し出すために、鋭い不協和音を使う事も特徴的である。また、よく彼の音楽に発見できる、情緒的な美しいメロディーラインは、ロマン派への彼の憧れを映しているのかもしれない。


主な作品

オーケストラ
seven symphonies
Ivan the Terrible(film music)
five piano concertos
Cello Concerto
Two violin concertos

舞台音楽
Love for Three Orange(1919)
six ballets, Romeo and Juliet(1936)

室内楽
quintet for wind and strings
two string quartets

ピアノ
nine sonatas
Sarcasms Op.17(1912-14)
Vision fugitives Op.22(1915-17)
Two sonatinas Op.54(1931-32)


最初に彼の曲を聴いたのは、3年前の学校のコンチェルト・コンペティション。ウズベクから来た女の子が、プロコの協奏曲1番を弾いていて、何だこれは!という衝撃を受けたのがきっかけ。それ以来、次の年に札幌でアルゲリッチが弾いた協奏曲第3番、今年ニューヨークでキーシンが弾いた協奏曲第2番、とどれもはずれなしに私を直撃!すっかり惚れてしまいました。彼は独特のハーモニー感を持っているようで、それがなんだか、心に突き刺さるようにして入ってくるのです。奇妙なメロディーラインが持つ妖しい美しさ、聴いている人の心拍数を上げる様に突き進むリズム。野蛮な感じがして、そこに美しさがある。変な言い方ですが、セクシーな感じがするんです・・(笑)

彼の曲の中で、特に好きなものは、協奏曲第2番です。最初の連続パラレル5thからして、オーケストラが調を微妙にシフトしていくとこなんか、あー美しい・・とうっとり。インテルメッツォでの、荘厳なマーチのような伴奏に浮かぶピアノの重和音、それらの織り成す和音たちを聴くのは本当に気持ちいいです。

プロコフィエフを弾いてみて思ったことは、「プロコフィエフといえば、打楽器的な奏法・・」とすぐ私は思い浮かべていたのですが、実はいろいろな箇所に、ロマンチックな歌声が潜んでいたこと。それはほとんど、本当に短くて、すぐに終わるのですが、それがスピード感溢れる楽章の中で、またはコミカルな場面で、対比されて物凄く鮮明に引き出されるのです。そしてまた あー美しい・・とため息が出てしまうのでした。

試聴できるリンク紹介


ここに飛んで、Real playerで一部試聴できます。

Andre Previn指揮、Vladimir Ashkenazyピアノ、ピアノコンチェルト1と4。

Maurizio Polliniが弾くピアノソナタ7番


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