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05 PIANO
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05 PIANO :Bela Bartok
Bela Bartok ハンガリー(1881-1945)

教育者であった親を持ち、最初のピアノのレッスンを母親から受ける。10歳の時には作曲を始めていた。ブダペストのRoyal Hungarian Music Academyへ、Dohnanyiの薦めで通うことになり、そこでKodalyに出会い、ハンガリー民俗音楽の研究に興味を持つ。大学に残って後輩の教鞭をとる傍ら、ルーマニア、スロバキアなどの民族音楽を研究。しかし1940年、ナチス政権の圧迫に押されてアメリカに移住。コロンビア大学、ハーヴァード大学での仕事を約束されていながらも、ピアノコンチェルト3番の作曲中に貧困と白血病で亡くなる。遺体はアメリカ亡命中も忘れることの無かった故郷、ハンガリーにある。

リストやストラウスの影響を受けていた初期のバルトークは、民俗音楽研究の結果、新しい作曲スタイルを打ち立てていく。ルーマニア民謡からの複雑なリズムを組み入れる感性、7:3の黄金分割、多種多様な楽器使用など、古典的手法を主にする作曲手法に彩を添えるように成長していく彼の作品の意図は、バルトークの生きた時代にある。この時代は、特に12音音楽の台頭と共に、西欧音楽はどこにいくのか、という大きな問題を抱えていた時代だったわけで、バルトークがミクロコスモスを手がけた理由のひとつ、「これが子供たちへの現代音楽の架け橋になるように」という願いがあったよう、西欧音楽の行く先を探求する姿が見られる。2度の世界大戦を通り抜け、西欧音楽の折り返し地点に生きたバルトークが民族主義に帰る姿は、人間の原点を見つけたい=音楽の原点を見つけたい、という切実な願いだったのかもしれない。

主な作品

オーケストラ
Three piano concertos
Muic for strings
Two violin concertos
rhapsody for piano and orchestra

舞台
The Miraculous Mandarin

室内楽
Six string quartets
two violin sonatas
sonata for two pianos and percussion

ピアノ
rhapsody (1904)
Allegro barbaro(1911)
6 Romanian folk songs(1915)
Mikrokosmos(1926, 1932-39)
Out of Doors(1926)


バルトークは1年くらい前に、ピアノ教育の歴史というクラスで研究論文を書くことになって、ミクロコスモスを主題に調べていった中で好きになりました。作曲家、民俗音楽研究家、ピアニスト、ピアノ教授、と4つもタイトルがついちゃう人なんですが、そのタイトルすべてが本当にうまく結集したのがミクロコスモスだと思います。そのミクロコスモスなんですが、はじめっからモードが入ってくるのが有名で、いまだ私は、生徒にミクロコスモスを与える勇気はないのですが、その斬新なアイデアが、子供たちに現代音楽への架け橋を与えるという目的だったというところが、クラシックの歴史の変動に生きた彼の思いがしんしんと伝わってきます。

ロフィエフに似て、野蛮な感じがするのですが、彼はプロコよりももっとリズムに重きをおいた感じで、演奏者を泣かせます。アクセントや休符がシフトしていって、一体どこがダウンビートなのか、もう分からないといった具合。ブルガリアンダンスなんかも、なかなかリズムをつかむまでに時間がかかりました。彼のピアノ協奏曲は、第3番が特に好きです。この協奏曲は彼の妻へのギフトだということだったのですが、完成する前にバルトークは亡くなってしまいました。後に彼の下書きを元に最後の何小節かが埋められたのですが、この協奏曲は、明るい調子のオクターブでの主題が提示され、はつらつとした感じに出来上がっています。

バルトークを弾いてみて感じることは、彼の良く使う、オクターブでのメロディーなのですが、ここをぱりっと弾く技術が必要だと思うことです。彼も打楽器的なピアノ曲を作るのですが、その部分をバンと弾くか、パンと弾くかによって、感じがだいぶ違ってくるように思います。こう糸がピンと張った状態をはじく感じ。といって思い出しましたが、彼の室内楽、弦ものも、たくさんいい曲があります。弦四重奏のNo.6あたりも好きなもののひとつです。

試聴できるリンク紹介


ここに飛んで、Real playerで一部試聴できます。

Emerson String quartetの弾く6String quartets

L.A.フィルとYefim Bronfmanピアノ、コンチェルトNo.2


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