About islam

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基本概念


信仰の基本

イスラムの教えは、アッラーからムハンマドを通して降りた直接啓示のクルアーンと、ムハンマドがどのようにイスラムの教えを通して生活したか、をまとめたハディースに頼られます。

原則的にムスリム、ムスリマたちはこの二つの教えに基づいてイスラームの教えに従って生きることになります。

具体的に言うと、クルアーンで分からない事、例えば礼拝の勤めについての表記はクルアーンに載っていますが、どのように礼拝をするのかということは、書いていません。そこでハディースを開くと、ムハンマドが行った礼拝の仕方や、順序が判明し、それに基づいてムスリム、ムスリマたちは礼拝を行う、ということになります。

5行6信

5行6信とは、クルアーンとハディースに基づき、結局イスラムはおおまかに、何を基本的に行って、何を信じるかということを後の学者たちがまとめたもので、イスラムとは何ぞやという質問に、よく答えとして出されます。

5行は信仰告白、礼拝、断食、喜捨、そして巡礼。これについては、後詳しく紹介します。

6信とは、第1にアッラーを唯一の神と信じること、第2に天使(マラーイカ)を信じること。天使はアッラーが光から創造した霊的な存在です。第3に啓典(キターブ)を信じること。啓典はクルアーンを始めとし、旧約聖書の一部「モーセ5書」、「ダビデへの詩篇」、新約聖書の「福音書」なども含まれます。

第4番目に信じることは使徒ムハンマドを含めた、アッラーの全メッセンジャー(ナビ)です。メッセンジャーはムハンマドだけではなく、その以前のモーセ、キリストも含め、25人の預言者がクルアーンに記載されています。

第5は、来世(アーヒラ)を信じること。これは、最後の審判を信じ、現在の行いによって、自分たちが天と地獄へ振り分けられるという概念を信じることです。

最後は天命(カダル)です。これは、結局人間は無力であり、運命は神アッラーによって定められる、ということ。これは、私たちが何をしても駄目なんだ・・と悲観的になることではなく、努力の上に立つ運命も存在することは忘れてはいけません。

信仰告白

信仰告白(シャハーダ)とは、「アッラーの他に神は無し。ムハンマドはアッラーの使徒なり」という一節のことで、イスラムに入信する際に唱えることに始まり、一日5回の礼拝中に唱えられる節でもあります。これを唱えることでイスラム信仰を確認する、ということに加え、この一節はイスラム教の基本を示す、重要な節でもあるのです。

礼拝

礼拝(サラート)は一日5回行わなければならない、重要なムスリム、ムスリマたちの日課であります。最初は一日50回といわれたのですが、後にそれは不可能であろうと、一日5回と言う風にアッラーより訂正が降りた、という話もあります。

夜明け(日の出前)、昼(日が頭の真上にある時ではない)、午後、日没時、夜間という時間帯に、メッカの方角へ向けて行います。基本的には、礼拝用の小さなカーペットの上で、女性は顔と手だけを出した格好、男性はすねの辺りまでを隠したサロンを身につけて行いますが、カーペットは清潔なものであれば代用が利き、女性は髪の毛が出なければ、スカーフを巻いて正装の代用をしてもいいなど、礼拝をどんな状況でも行えるようになっています。

5回の礼拝は大変重要であり、礼拝を行わないことは大きな罪となりますが、病気でできないもの、旅行中のものなどはその範囲ではなく、また夜明けの礼拝を除いて、出来なかった礼拝は後にまとめた回数祈る、ということも可能です。

断食

断食(サウム)は、イスラム歴9月(ラマダーン月)の30日間行うもので、日の出ている間の飲食を一切禁止することです。水を取ることも、タバコを吸うことも禁止され、そのほかに自分の感情を抑えること、例えば喧嘩をしたり、人を罵ったりすること、また性欲も禁止されます。

日が落ちると解禁ですが、また日がのぼり、糸の白と黒の区別がつく頃にはまた断食を行う、と言う風に続き、精神を清め、食することの大切さを認識する、ムスリム、ムスリマたちにとっての大切な月です。

喜捨

喜捨(ザカッ)は財産に比例した額を喜捨することで、一年以上所有した自己財産の何パーセントかを支払うことで、政府が徴収しますが、用途はクルアーンに定められた事項に基づき、勝手に使われることはありません。イスラムの法律を使わない国では、任意の喜捨(サダカ)が適用され、モスクなどで徴収されることもあり、個人的に貧者を助けること、入信したてのムスリム、ムスリマたちを助けることなどもその範囲に入ります。

巡礼

巡礼(ハッジ)は、イスラム歴12月(ズー・アルヒッジャ月)に行われるメッカ、カアバ神殿への参詣であり、巡礼の手順はムハンマドに習ったものであります。縫い目のない2枚の白布をまとい世界中のムスリム、ムスリマたちが集い、イスラム誕生の地で共に祈ります。イスラムを信仰し、かつ巡礼できる財力のあるものに義務付けられた行為です。


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