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06 ISLAM
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注:BGMに、メッカでのアザーンを入れています。

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06 ISLAM 改宗
Assalamu alaikum wr. wb.

出会い

イスラムに入信したのが1998年の母の日だったのを覚えています。それまでイスラムについては本当に何も知らなかったですね。たぶん教科書で習っただけ。

宗教といえば、私の家が浄土真宗だったので、普通に仏壇があって、困ったときや旅行に行くときには仏壇の前で手を合わせるという具合で、特に宗教に関してあれこれ考えたこともなかったのが事実でした。

アメリカに来て、インドネシア人の彼氏が出来、ムスリムの方々と会うきっかけがあって、初めてイスラムのお祈りというものを目の前で見たんです。それは、なんともいえなく清らかで、祈る彼の後ろ姿から何かが発光されてるんじゃないかというくらいに、近寄りがたいものでした。祈る前に体を清めるウドゥというものをした後は、異性に触れてはいけませんし(自分の親は大丈夫)、お祈りの最中に話しかけてもいけない(答えてもくれないし)。

私はただ呆然と見ていただけで、その後、一体この宗教はなんなのだ??という興味がわいてきたのです。

入信するまで

彼がイスラム教なので、簡単に勉強できるだろうと思っていた私は、彼に色々聞いたのですが、彼はとにかく「イスラムは難しい宗教で、簡単になれるものではないから、自分の意思で、自分の足で勉強しなきゃ」と最初は突き放しました。

そこで、彼の友達に聞いてみたり、本を読んでみたり、コーランを買ってみたりしているうちに、彼も私が本気であることに気づいて少しずつイスラムについての疑問に答えてくれたり、インドネシア語で書いてあるお祈りの仕方を訳してくれたり。

私が一番惹かれたもののひとつは、「神アッラーは決して見えないが感じることが出来る。」という教え。アッラーはコーランにて「私はあなたの血管よりも近くにいる。」といいます。

それまで、何か奇跡があると、お先祖様がしてくれたなどと思っていた私は、死んだお婆ちゃんが近くにいるのだなんて昔は思っていたのですが、頭の片隅になぜ死んだ人が奇跡を起こせるのか、本当にいつまでも見守っていてくれるのかとても不思議に思っていたのですが、それがイスラムを勉強してから、その私を見守ってくれる何かはアッラーなのではないかと思ったとき、頭の中のモヤモヤが消えたのでした。

入信を決めた奇跡

そんなこんなしながら一年が経とうとしていました。留学生活にも慣れてきた中、専攻している音楽の必修科目で「世界の音楽」というクラスを取ることになり、そこでケリーというアメリカ人女性に出会いました。彼女は音楽学科ではないのですが、選択科目としてこのクラスを取っていました。

そこで、私はインドネシアでのワヤン&ガムラン研究をし、彼女はトルコでのスーフィーとダーヴィッシュの研究をていたのですが、彼女は英文科だったのでエッセイなどを書く時に英語を手直ししてくれると言われ、話し始めたのです。

話しているうちに話題は研究している国から、イスラムへと移り、お互いイスラムへの入信を考えていることが判明したのです。それから私たちは、いろいろな意見を交わしあい、その後、彼女は論文のためにインタビューをしにいったモスクで入信しました。

知り合いの入信と、重なるように、その冬私と彼は高速道路で事故を起こしたんです。3車線の凍った路面で左側の一番早い車線にいた私たちは凍りにタイヤを取られ、真っ直ぐ右側のガードレールへと直進しました。その時咄嗟にエマージェンシーブレーキを引いた私たちは、車の前面を打たずに、後ろだけをぶつけてとまりました。

後ろの窓ガラスは崩壊したのですが、エンジンは無事で、その後ちゃんと家まで運転できたのです。あの事故は死んでもおかしくない事故でしたが、二人とも傷ひとつなく無事だったという奇跡。

これにイスラムをこじつけるわけではないけれど、なにかのサインではないかと思ったのです。なにかが私の運命を左右しているという確認。私は自分の運命に対して最終的には無力だということ。そして今イスラムという宗教を勉強している・・私のとるべき道は・・


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入信

そして私は5月の晴れた朝、彼に入信の決意を打ち明けました。彼も内心いつか来ると思っていたようで、すぐにインドネシア人で米国滞在の長いパ・ファラスさんに連絡。すぐにその次の日曜日に近くのモスクで同じ大学で教鞭をとるとともにイマムである方に来てもらい、入信をすることになりました。

こじんまりとしたモスクで彼、ほかのムスリム、ムスリマ達に見守られ、入信。宣言をするときには涙でいっぱいで、体中、胸の奥、私の血管のすべてが歓喜をあげたような不思議な気持ちでした。

イマムも泣いてしまって、かわいかったのですが(笑)、本当に晴れ晴れとした一瞬でした。私の彼は最後まで入信を強制しなかったのですが、そのおかげで私自身が決めることのできた入信をして、自分に責任を持ってイスラムになれました。

入信してすぐ

彼が早速インドネシアの親に連絡。赤や青の透けた素材の下地に模様が入ったスカーフ、ピンクで周りに小さな飾りのついた綺麗なスカーフ、イスラムが着る上下お揃いの模様が入った服などが送られて来て、お祈りのための衣装は友達のインドネシア人が国から持ってきてもらい、お祈りのカーペットは彼の亡きお姉さんの名前が入ったもの。ケリーはお祈りの方法を英語版で書かれたものを持ってきてくれました。

問題はお祈りのときに唱えるショラッの暗記でしたが、彼はすぐに暗記できるようにと彼が言うことを繰り返して言う方法を取りました。そのおかげでアル・ファティハを始めとしてなんとか一人でお祈りが出来るところまで到達。本当にたくさんの人に助けてもらってムスリマへの第一歩を踏み出しました。

入信してから

イスラムになって何か特に変わったかということはあまりないですが、生活をする上で、自分の行動をよくかえりみるようになったということと、ほかの人に対すること(例えば物乞いをする人)などへの対処の方法が変わりました。

また、本当にイスラムは勉強の絶えない宗教で、その後アラビア語を読むための勉強や、ハディースを読むこと、新しいショラッを覚えることなど、新たに入信した人たちにはいろいろしなければならないことがあります。

インドネシアの友達が、彼を通して多いことから、助けはいっぱいあります。恵まれているなぁと思うこのごろですし、よいムスリマになれるように日々自分を律していく力をつけたいと思っています。


Alhamdullilahi Jaza Kumullahu Khoiro

Wassalamu alaikum wr. wb.



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